渡辺恒雄
「日本の首相の靖国神社参拝は、私が絶対に我慢できないことである」 今後誰が首相となるかを問わず、いずれも靖国神社を参拝しないことを約束しなければならず、これは最も重要な原則である。・・・もしその他の人が首相になるなら、私もその人が靖国神社を参拝しないと約束するよう求めなければならない。さもなければ、私は発行部数1000数万部の『読売新聞』の力でそれを倒す。

膳所狒々新報

寒々冷え冷えとしたニュースコメントブログ:旧名「冷凍力の膳所狒々日記3」

スポンサーサイト

上記の広告は1ヶ月以上更新のないブログに表示されています。
新しい記事を書く事で広告が消せます。

資料 中共革命

(((((((( 樋泉克夫のコラム )))))))

【知道中国  183回】                   
   ――毛沢東革命のカラクリ・・・土地改革の実態
          書評:『私は中国の地主だった』(福地いま 岩波書店 
昭和29年)

 明治大学法学部に在学中の福地は、昭和8年、ある中国人留学生と結婚する。
やがて北京に渡った後、南京の中央大学に転じ日本語教師として働く。2年後の1947
年、彼女は「夫とともに夫の郷里の四川省達県に」移り住むことになる。
夫は先の四川大地震震源地の東に接する達県に地主の御曹司だった。彼女は「夫
と死別し、やがてあの驚天動地の革命に遇った」。「驚天動地の革命」とは共産
党による革命であり、毛沢東率いる共産党が中国農民の心を掴み取り農村に影響
力を拡大するキッカケになったといわれる土地改革である。
 
当時、日本では土地改革ということばが醸しだす美しい響きのみ伝わり、その実
態についての確かなナマの情報があまりにも少なかった。
そんな折の昭和28(1953)年、たまたま帰国した福地は中国研究所、東京大学東
洋文化研究所などでの座談会に出席し、政治・経済・法律・農業・歴史・婦人問
題などの専門家を前に四川省での体験を話す。
当然のように専門家の多くは疑問を持つ。それに福地が応え、さらに捕捉し、こ
の本ができあがった。
つまり四川における地主と小作人の関係、四川に進駐してきた共産党軍の実態、
農民協会の活動、地主に対する圧迫、共産党政権基盤確立の反帝・反革命鎮圧運
動、建国直後の共産党政権を痛撃した朝鮮戦争、農民への土地配分、新中国にお
ける婦人問題と新婚姻法、新しい時代の激流に呑み込まれる地主とその家族――
いいかえるなら毛沢革命の実像を、この本は明らかにする。
未曾有の時代環境の激変を名もない中国人がどのように生き、そして死んでいっ
たのか。福地は自分のありのままの体験を、つつましく語りだした。

 地主から取りあげた「土地の分配が終わると、家屋の分配をして、その結果無
産階級は突然有産階級に変わって来ます。・・・衣裳箱、テーブル、椅子、鍋、
釜、湯沸しから花瓶まで分配されて、大はしゃぎです。・・・家族の多い農民た
ちは急に大金持ちになりました。
また農民以外の無産者も農民と同じ待遇でしたので、みんなは大喜びで毛主席を
神様のようにあがめて毛主席と共産主義を信仰し始めました。
たしかに一生涯祈っても与えられなかった財宝倉庫を、毛主席から頂いたわけで
、他の宗教などきれいさっぱりと投げ出しました。神様なんてどこにいましょう
。起きるにも寝るにも毛主席です」との福地のことばにウソ偽りはないだろう。
ここに毛沢東革命の実態を解き明かすカギが隠されているようだ。土地を与えて
くれたからこそ毛沢東を、貧農はカミサマと奉った。ただそれだけ。

 共産党は四川省で2年ほどかけ土地改革を進めた。
これに対し「打倒されるべき地主の側にあった著者」は当初は嫌悪感を隠さない
が、「あとになるに従って共感のそれが大きくなっていく」。「土地改革の各段
階で反発し、動揺し、また共感する著者の心情」から文献では知りようのなかっ
た当時の農村の現実が想像できるが、半世紀以上が過ぎた現在伝えられる中国農
村の現実と大差ないことに驚愕せざるをえない。
革命、革々命、革々々命。

 土地改革の裏側で地主たちが舐めざるを得なかった悲惨な現実は、「革命とは
客を持て成すように、おしとやかで慎ましいものではない」と嘯く毛沢東の冷酷
さ、中国政治の非情さを明らかにする。
それにしても“天下の岩波”が毛沢東革命の実態を赤裸々に暴露・告発した内容
を持つこんな本を出版していたとは奇跡そのもの。
百聞は一見、いや一読にしかず。およそ中国に関心を抱く者にとっての必読書。
再復刻を切望したい。
《QED》

(ひいずみかつお氏は愛知県立大学教授。華僑と京劇の研究では第一人者)。
「宮崎正弘の国際ニュース・早読み」 
    平成20年(2008年)9月1日(月曜日)
通巻第2303号


スポンサーサイト

この記事に対するコメント


この記事に対するコメントの投稿
















top

この記事に対するトラックバック

トラックバックURL
→http://freezingpower.blog11.fc2.com/tb.php/802-4caedf7a
この記事にトラックバックする(FC2ブログユーザー)
top
profile

冷凍力

  • Author:冷凍力
  • ニュース・コメント・ブログ「膳所狒々新報」主筆。
    立ち位置は外交安保教育刑事分野で右、社会経済分野で左。
    一応貴族で爵位は猴爵およびシーランド公国男爵。
    膳所の某所山奥に在住の好色酒好き秘湯ヲタの絶倫狒々(冷凍力)が戯言を宣います。キーワードは是々非々(部分否定・部分肯定/全否定・全肯定)。
    別荘は西九州。
    最近のマイ・ブーム・・・リョーユーパンのマンハッタン、湖池屋のカラムーチョ・スティック、キリンのストロング・セブン、Wエンジン、COWCOW、鈴木Q太郎(ハイキング・ウォーキング)のヤマタイコク(ヒミコサマ)、神戸蘭子、寺田ちひろ、佐々木希、新妻聖子、喜屋武ちあき、浜田翔子、中村静香、杉原杏璃・・・等々。


hot topic
comment
trackback
category
calendarchive

05 ≪│2017/06│≫ 07
- - - - 1 2 3
4 5 6 7 8 9 10
11 12 13 14 15 16 17
18 19 20 21 22 23 24
25 26 27 28 29 30 -

notice



200712~200803および200812~200908中は超多忙につき新規アップを休んでます。後にこの時域も資料室ゾーンになるかもしれません。

この前間違って過去のトラック・バックをいくつか消してしまいました。送ってくれた方々様申し訳ございませんでしたm(__)m。

本ブログの200609~200707の間は資料室ゾーンとなっております。現実の日付に関係なくほとんどの資料(本来的には自分用)をこの辺の時域に適当に振り分けてあります。他の時域にも散発的に資料オンリーのエントリーはあります。200609以前のエントリーは客観的資料と主観的感想がない交ぜで分野超越の普通の時事エントリーとなっております。
ブログランキングバナー

featuring

大高未貴

大高未貴の世界見聞録
http://www.miki-otaka.sakura.ne.jp/
ジャーナリスト・ルポライター・キャスター
歯に衣着せぬ鋭い発言と体当たりの行動力、さらに1994年度ミス日本国際親善の美貌。現在国内最強クラスの若手国際ジャーナリスト。ところで、サイトバナー早く作ってくれろつか自分で勝手に作成したw。結婚して☆。
「世界エトランゼ街道 魔都の封印を解け! 」新発売!


アニメ「めぐみ」ダウンロード

assertion

今や朝日新聞を筆頭とする内外反日ファシストたちが協同して捏造した今世紀最大規模の対日歴史偽造ということが明白になってきた。このような反日プロパガンダを断じて許しておくわけにはいかない。
日本に”思想警察”を誕生させてはならない。この法案はそうなる可能性を秘めている戦後最悪の危険な法案である。
敵性傾向の濃厚な国内最大規模の一部外国人集団に国家統治権の一部たる地方統治権=外国人参政権を付与するという日本開闢以来最悪の愚挙を断じて許してはならない。これは正真正銘真正の売国行為であり、100%違憲行為である(某傍論のごときアタマノイカレタトンチキ理論は完全除外)。

特亜政府地方参政権保持特別永住者地方政府日本政府

search

link
mail

名前:
メール:
件名:
本文:

RSSfeed
show all articles
QRcode

QRコード

上記広告は1ヶ月以上更新のないブログに表示されています。新しい記事を書くことで広告を消せます。