渡辺恒雄
「日本の首相の靖国神社参拝は、私が絶対に我慢できないことである」 今後誰が首相となるかを問わず、いずれも靖国神社を参拝しないことを約束しなければならず、これは最も重要な原則である。・・・もしその他の人が首相になるなら、私もその人が靖国神社を参拝しないと約束するよう求めなければならない。さもなければ、私は発行部数1000数万部の『読売新聞』の力でそれを倒す。

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資料 政界再編 保守:サヨク

起爆剤は平沼新党? 日中首脳会談「空振り」…解散遠のき再編ムード
5月12日8時0分配信 産経新聞


 中国の胡錦濤国家主席訪日を政権浮揚につなげられないまま「超低空飛行」を続ける福田政権。フジテレビの「報道2001」世論調査でも、内閣支持率は訪日前の22%から20%に下落した。次期衆院選を来年に見送る公算が大きくなる中、政界再編を前倒しする動きが与野党ともに強まってきた。「台風の目」は新党構想を掲げる平沼赳夫元経済産業相(無所属)だ。自民、民主両党とも「保守VS.リベラル」の軋轢(あつれき)を抱えており、政界再編待望論はくすぶり続けてきた。うっすらと浮かび上がるその青写真を追った。(石橋文登)

 ■「総選挙前」と快気炎

 「日本を射程に入れたミサイルを1300基以上並べておきながら、北京五輪に向けて友好を振り回されても日本人は信用しない。首脳会談で言うべきことを言わなければ戦略的互恵関係とはいえない」

 平沼氏は11日、フジテレビの「報道2001」に出演し、福田康夫首相と胡主席の首脳会談を激しく批判。新党構想についても「ブレない政治家を1人でも多く永田町に送らなければならない。総選挙前にそういう方向性でまとまっていけば新党を立ち上げることはやぶさかではない」と快気炎を上げた。

 平沼氏は、平成18年秋に安倍晋三前首相が郵政造反組を復党させた際、1人誓約書提出を拒み、直後に脳梗塞(こうそく)で倒れた「悲劇性」もあり、保守勢力に強いカリスマ性を持つ。昨年秋以来、衆院選後の新党構想を掲げてきたが、「月刊日本」5月号で「求める声が大きくなれば解散前に新党を結党する心づもりだ」と前倒しを宣言。これを機に周囲が騒がしくなった。

 4月28日に民主党の小沢一郎代表、30日には自民党の伊吹文明幹事長らが相次いで平沼氏と接触し、秋波を送った。5月8日には国民新党の綿貫民輔代表、新党大地の鈴木宗男代表らと会談し、10人ほどで定期会合「野人の会」を結成する運びとなった。

 安倍氏-中川昭一元政調会長-麻生太郎前幹事長の「ANAライン」とのパイプも健在だ。中川氏が主宰する勉強会「真・保守政策研究会」を通じ、自民党若手・中堅にも影響力を保ち続けている。

 政界再編の流れが急加速したのは、次期衆院選が遠のき、衆参ねじれの閉塞(へいそく)感が強まったことも大きい。

 もともと自民党反主流派では、7月の北海道洞爺湖サミットを花道に、首相退陣↓総裁選↓解散・総選挙↓政界再編-とのシナリオも浮上していた。ところが、ガソリン税の暫定税率復活や後期高齢者医療制度への批判を受け、内閣支持率は20%前後に落ち込み、大勢は「当分解散できない」との考えに傾いた。

 加えて首相は「解散は現時点で考えていない」(4月30日)と明言。「故三木武夫首相のように何があっても来年9月の任期満了まで居座るつもりではないか」(自民中堅)との見方も広がっている。

 ■リベラル勢力も

 民主党も楽観できる状況ではない。参院と違い、衆院選の選挙区で自民党の強固な基盤を崩すのは難しい。小沢氏も「200議席はなんとかメドが付いたが…」と周囲に漏らしており、過半数(241議席)確保には第3勢力との連携が不可避とみているようだ。13日に予定される道路整備特別措置法案の衆院再議決に対し、首相の問責決議案提出を見合わせた本当の理由はここにあると見る向きもある。

 政界再編の軸に「日本の伝統」を掲げ、保守勢力の結集を目指す平沼構想に触発され、その対極として自民、民主の「リベラル勢力の再結集」を目指す動きも活発化している。

 自民党の加藤紘一元幹事長はアジア重視とグローバリズムを掲げ、超党派議連「ラー(太陽神)の会」(旧ビビンバの会)を発足。後藤田正純衆院議員や園田博之政調会長代理らも民主党若手・中堅らと再編を模索する。中川秀直元幹事長は自らが率いる「上げ潮派」と与謝野馨前官房長官らの「財政再建派」の対立を再編の軸とみる。

 だが、政界再編には起爆剤が必要だ。小泉純一郎元首相は皇室典範改正、靖国神社参拝など保守、リベラル両勢力に妥協点のないテーマに果敢に踏み込んだが、福田首相はそういったテーマを回避する傾向が強い。カラーを出さず「柳に風」の政権運営こそが延命の秘訣(ひけつ)かもしれない。


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最終更新:5月12日8時0分


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