渡辺恒雄
「日本の首相の靖国神社参拝は、私が絶対に我慢できないことである」 今後誰が首相となるかを問わず、いずれも靖国神社を参拝しないことを約束しなければならず、これは最も重要な原則である。・・・もしその他の人が首相になるなら、私もその人が靖国神社を参拝しないと約束するよう求めなければならない。さもなければ、私は発行部数1000数万部の『読売新聞』の力でそれを倒す。

膳所狒々新報

寒々冷え冷えとしたニュースコメントブログ:旧名「冷凍力の膳所狒々日記3」

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資料 犬HK

中国における『NHKスペシャル』論議と言論状況

中国を読み解く視点(54)-高井潔司(北海道大学教授・サーチナ総合研究所客員研究員)

  NHKスペシャル『激流中国』が、現地の中国でも大きな論議を呼んでいる。この番組は、中国国内で公式には放送されていない。しかし、インターネットを通して中国語の字幕付きで読むことができる。中国が直面する政治、経済、社会問題を現場に密着した番組であって中国当局の尾を踏むシーンも多々あるだけに、当局はネット上から削除の指示を出した。これに対し支持者たちがサイトを換えてアップするといういたちごっこを繰り広げている。インターネット論壇やブログ上では反対意見も書き込まれているものの、支持する意見は根強い。11月7日の広東の有力紙『南方都市報』のサイトには、「中国の現実に対する外部世界の反応を積極的に読み取ろう」という評論も掲載された。『激流中国』をめぐる中国の論議から中国の言論状況を探ってみよう。

◆問題は第1集「富人と農民工」と第2集「ある雑誌編集部」

  これまで放送されたのは、「富人と農民工」、「ある雑誌編集部 60日の攻防」、「青島 老人ホーム物語」、「北京の水を確保せよ―しのびよる水危機 ―」、「民が官を訴える―土地をめぐる攻防―」、「チベット 聖地に富を求めて」、「密着 共産党地方幹部」の7編。今年4月以降、月1-2本のペースで放映される予定だった。しかし香港誌『亜洲週刊』によると、中国政府の抗議を受けて7月と8月は放送が見送られ、その後は中国政府の立場を一部受け入れ、積極面を加味して取材、放映するという条件で、9月から再開されたという。

  すでに中国国内のネット上で暴露された当局の内部通達では、激しい経済格差と成金たちの傲慢な生活ぶりを描いた第1集、言論の自由の抑圧がもたらす社会のゆがみを描いた第2集が「マイナスの観点から消極面を描いており、悪影響をもたらす」と批判され、当局はネット上からの締め出しを指示しているという。中国版ヤフーの検索語からは外され、映像のダウンロードもできない状態になっている。

  こうした当局の指示もあってか、大衆がその意見を書き込むネット論壇やブログでは、NHKは「一つの側面を全体であるかのように取り上げ、悪意に満ちている」、「自国の問題を棚に上げ、中国を批判し、その発展を阻害しようとしている」といった批判の声を見ることができる。中には、本人かどうか確認できないが、「NHKの記者はうまく取り入って取材に来た。われわれが豊かになったのは、番組で取り上げたような権力を利用したからではない。単なる友人との会食をまるで権力に取り入っているように描いた。NHKを名誉毀損で訴える」といった、「富人」として取材された人物の書き込みも見られた。

◆NHKに共鳴する中国大衆

  しかしネット上の多くの意見はこれまでのように「反日」的ではなく、番組に共感する声で占められている。『亜洲週刊』によると、中国の“網民”(ネット利用者)は『激流中国』に深く共鳴し、「中国のメディアができないことを日本のメディアがやった。それは争っても意味のないことだ。問題は、この記録はさらに多くの人々を考えさせ、奮闘させるためになされたということだ」という声もあるという。それだけ、経済格差の拡大や言論の不自由が深刻だといえるかも知れない。

  したがって、当局の指示や措置にもかかわらず、多くのブログなどで感想が書き込まれているし、映像のダウンロードサイトも、削除されてはアップされ、全く見られないわけでもない。「(胡錦濤総書記や温家宝首相の提唱する)調和の取れた社会とは一体どのような調和なのか。少数の人が先に豊かになったが、それでは大多数はどうなのか?」といった声や「魯迅が言った奴隷社会とどこが違うのか!」と、当局を慌てさせるような書き込みもある。「(温首相の来日に合わせて放映された)『岩松が日本を見る(岩松看日本)』は、旅行の宣伝みたいなものでがっかりさせられた。NHKと比べたら、高校生の旅行感想文と学者の問題を見据えた論文ほどの違いがある」とNHKを絶賛する意見もある。中国のメディアでは伝えられない現実に密着したところが、中国の大衆を感動させたようだ。

◆トラウマから抜け出すメディア・大衆

  もちろんこうした議論が読めるからといって、中国に「言論の自由」があるというわけにはいかないだろう。取り締まろうとしてしても取り締まれない空間が生まれてしまったということである。基本的に、当局がこうした意見を抑えようと管理を強めていることに変わりはない。17回党大会の開催や来年の北京オリンピック開催などを理由に、当局批判に発展しかねない「異論」を締め出せ、という管理当局の規制の動きは一段と強まっている。

  だが、当局の規制の動きに対して、メディアや大衆の声は従来以上に育ちつつあることも事実だろう。南方都市報の評論は、日中関係は日増しに相互補完の関係を深めており、環境問題などは日本にとっても他人事ではなく、したがってNHKの取材意図は決して中国を悪魔化しようとしているわけではないと指摘した上で、「中国の現実に対する外部世界の反応を積極的に善意に読み取り、謙虚に反省し、海外世論の“異地(地域を越えた)監督”に向き合うべきだ。それによって、中国が台頭する過程で生まれる世界との矛盾、衝突を緩和し、バランスの取れた台頭、発展を実現していこう」と提言している。

  筆者は今年6月5日の稿「『対外宣伝方針』の転換を示す『中国NEWS』創刊北海道日中関係学会」で、温家宝首相が来日する約1カ月前に発表された「社会主義初級段階の歴史的任務とわが国の対外政策に関するいくつかの問題」と題する論文において、中国の発展段階がまだまだ「社会主義初級段階」にあり、国際社会においても、グローバリゼーションという発展のチャンスを生かし、「平和的発展の道」を歩まなければならないと指摘している。そのためには、「対外宣伝活動を強化、改善しなければならない」とし、「全面的に、正確に、タイミング良く、わが国の改革・開放と現代化建設で獲得した成果を海外に紹介し、わが国に存在する問題を回避してはならない」と述べたことを紹介した。

  残念ながら、まだまだ保守派の牙城となっている宣伝部門では、「中国に存在する問題」については海外メディアの批判に晒されたくないという意識が強く、NHKスペシャルにも反発する空気がある。その点、すでに一部メディアや大衆の間では、そうしたトラウマから解き放たれる人々が増えつつある。そのせめぎ合いが今後、さらに強まってくるのではないだろうか
http://news.searchina.ne.jp/disp.cgi?y=2007&d=1120&f=column_1120_002.shtml

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冷凍力

  • Author:冷凍力
  • ニュース・コメント・ブログ「膳所狒々新報」主筆。
    立ち位置は外交安保教育刑事分野で右、社会経済分野で左。
    一応貴族で爵位は猴爵およびシーランド公国男爵。
    膳所の某所山奥に在住の好色酒好き秘湯ヲタの絶倫狒々(冷凍力)が戯言を宣います。キーワードは是々非々(部分否定・部分肯定/全否定・全肯定)。
    別荘は西九州。
    最近のマイ・ブーム・・・リョーユーパンのマンハッタン、湖池屋のカラムーチョ・スティック、キリンのストロング・セブン、Wエンジン、COWCOW、鈴木Q太郎(ハイキング・ウォーキング)のヤマタイコク(ヒミコサマ)、神戸蘭子、寺田ちひろ、佐々木希、新妻聖子、喜屋武ちあき、浜田翔子、中村静香、杉原杏璃・・・等々。


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