渡辺恒雄
「日本の首相の靖国神社参拝は、私が絶対に我慢できないことである」 今後誰が首相となるかを問わず、いずれも靖国神社を参拝しないことを約束しなければならず、これは最も重要な原則である。・・・もしその他の人が首相になるなら、私もその人が靖国神社を参拝しないと約束するよう求めなければならない。さもなければ、私は発行部数1000数万部の『読売新聞』の力でそれを倒す。

膳所狒々新報

寒々冷え冷えとしたニュースコメントブログ:旧名「冷凍力の膳所狒々日記3」

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資料 シナ人と日本漫画アニメ

★なぜ日本の動漫が中国の若者を惹きつけるのか
遠藤 誉

このシリーズでは、日本の動漫(アニメ・漫画)がいかに中国の青少年の心を惹きつけたかという代表的な例として、
90年代半ばに大ヒットした「スラムダンク」や「セーラームーン」を取り上げたが、実は日本に出現した動漫は、どんな
ものでも全て中国大陸に上陸していると断言しても過言ではない。1981年にさっそうと現れた「鉄腕アトム」は、10年間
におよぶ文化破壊と鎖国の中で生きてきた中国庶民に非常に大きな、そしてあまりに新鮮なショックを与えたため、
「アトム」はいつまでも煌びやかな希望の星として庶民の心の中に温かく生き続けている。

日本動漫の最初の上陸の仕方がこういう風であったから、入り口の時点で好意的な目で見られているという受け容れ環境
が中国にはあった。あれから26年。約30年近い歳月が流れ、中国の発展と進歩には目覚しいものがあるというのに、
それでもなお今の若者の心を惹きつけて離さないのはなぜなのか。むしろ年を追うごとにその熱狂さは、ますます激しく
なっているとさえ言える。

■ウェブに寄せられた「日本動漫」ファンの声
この魅力のカギを解き明かすため、多くの取材を試みていた時に、私は「百度知道(バイドゥ・ズーダオ)」に面白い
問答が載っているのを見つけた。「百度知道」というのは投稿型の検索サイトで、中国庶民がよく使う検索サイト
「百度Baidu」のサービスの一つである。

このサイトの特徴は、ユーザーが何か知りたいことや解決してほしい問題を抱えているとき、YahooやGoogleのように
キーワードを入れるのではなく、「文章」で「質問」を書き込み、ウェブ上に公開して「返答」を待つ、というサービス
形式にある。この掲示板に次のような呼びかけがあった。

「誰か、私を助けてください。私は日本語学科で勉強している大学生です。実は、<日本の動漫>というテーマで論文を
書こうとしています。日本の動漫ファンの皆さん、あなたたちは、なぜ日本の動漫に惹きつけられたのか、その理由を
教えてください(私自身も日本の動漫ファンの一人ですが、でも論文を書くには客観的な意見が必要なんです)皆さん、
どうか私に力を貸してください」

こんな呼びかけに対して、多くの回答が寄せられ、それが掲示されていた。渡りに船だ。中国の若者たちが日本の動漫に
なぜ惹きつけられているのか、回答の中から代表的なものを整理してご紹介しよう。

■「ストーリー」「絵」「声」「想像力」…
1:そうねぇ、日本の動漫の一番すばらしいところは何といってもストーリー展開。アニメは、その動画効果が抜群。何回
でも見たいという気になるわ。(つづく)

(NBonline 2007年10月10日 水曜日)
http://business.nikkeibp.co.jp/article/world/20071005/136942/

(関連記事:中国”動漫”新人類)
「スラムダンク」が中国にもたらしたもの
http://business.nikkeibp.co.jp/article/world/20070926/135915/
「先生、私はセーラームーンを見て日本に来たんです」
http://business.nikkeibp.co.jp/article/world/20070919/135310/

(前スレ)★1のたった時刻 :2007/10/10(水) 22:30:42
http://news21.2ch.net/test/read.cgi/news4plus/1192023042/

2 :力士 ◆RiKiCQzWKY @力士庶Oφ ★:2007/10/11(木) 15:06:08 ID:???
(>>1のつづき)
2:ストーリー展開だね。人物設定もいい。でも最も大事なのは、あらゆる年齢層の人間が見るに堪える内容であるっ
てこと。中国の動漫みたいに、子供だけを対象としたものじゃないから。

3:やはりストーリーのすごさ。そのうえ中身も多様性に富んでいる。日本って、作品の作り方自体が中国と違うんじゃ
ないのかな。どのようにすれば若者の心をつかんで視聴率を上げられるか、きちんと計算されているように思う。中国
の動漫みたいに、10歳以下の子供だけを対象としたものじゃないし……ていうか、中国の動漫、10歳以下だって見や
しないよね。それから日本の動漫は、描かれている社会環境が異なるっていうのも(私たち中国人にとっては)新鮮で
魅力的。

4:映像がとてもきれいだけど、単に美しいだけじゃなく、ストーリーに命や人類や愛、友情など、人生の多くの要素が
織り込まれている。だから、日本の動漫は、自分の思想の形成を助けてくれるひとつの道になっている、と思う。昔の
漫画や童話と今の日本の動漫の(レベルの)違いは、たとえば「桃太郎」と「新世紀エヴァンゲリオン」を見比べれば、
何も言わなくてもわかるんじゃない?

5:たぶん、心の中の欲求を満たしてくれる内容だから、日本の動漫に惹かれるのかもしれない。日本の多種多様な
動漫の世界には、私自身が欲している、でも私の中にまだないさまざまなものがたくさん含まれている。だから、動漫
を見ると、私は自分の心の中の空虚な部分が満たされるし、自分の居場所を動漫の中に見つけることができる。

6:誰だって美しいものが好きでしょ? 日本の動漫はとにかく美しい。きれい! それだけで十分なんです。

7:中国製の動漫は、しょせん、教育目的で作られている。そんな動漫、好きになれる人がいると思う? 優等生の
キャラクターを作り上げて、「さあ、この人たちのようになりましょう」と父母に言わせるための道具が中国製の動漫。
だから、「日本の動漫」だから惹かれる、ってことじゃなく、むしろ、大好きな動漫を選んでいったら、結局日本の
動漫だったんです。

8:あの声優の声がたまらない。何度聞いてもステキだし、見た後に爽快感が残る。

9:中国の動漫は幼児向けで幼稚な内容だけど、それだけじゃなく、いつも党に忠誠を誓い、人民に忠誠を誓わせる
ものばかり。少しも人間の内面性を表現したような作品がない(ああっ、みんな、どうか私を殴らないで! だって、
これは真実なんだから……)。ところが、日本の動漫のストーリーには、私たち中国の普通のひとたちと共通する
思考が反映されている。登場人物の内面の葛藤を正直に描いていて、そのうえで、主人公は常にどんな困難にも
打ち勝ち、最後に成功を遂げる。そんなストーリー展開が私たち視聴者の心を揺さぶり、励ましてくれる。この残酷
な現実世界で自信を失ったときも、最後は正義が勝つんだという信念を与えてくれる。

10:豊富な想像力、それにつきるね。

――ウェブには、こんな回答が延々と続いている。さらに私は、清華大学の動漫サークルの大学生たちに話を聞き、
回答を補ってもらった。彼らは、自分たちが日本の動漫に惹かれた理由について、こう説明する。(さらにつづく)

3 :<丶`∀´>(´・ω・`)(`ハ´  )さん:2007/10/11(木) 15:06:31 ID:+uAtWAox
このスレはアニメを語るヲタのスレになりそう

4 :力士 ◆RiKiCQzWKY @力士庶Oφ ★:2007/10/11(木) 15:06:39 ID:???
(>>2のつづき)

「日本の動漫は、欧米諸国でも人気が高いと聞きますが、中国においては、おそらくどの国よりも圧倒的に高い人気
を博していると思います。その理由は、同じ東アジア、あるいは同じ漢字を使っている文化圏の人じゃないと深く理解
できないような内容が含まれているからじゃないでしょうか」

「たとえば、『ブリーチ』や『ナルト』のような爽快で明快で、正義感が溢れている『少年ジャンプ』の連載作品は、
普遍的なテーマだけに、欧米でも受けるでしょうが、『タッチ』のような微妙で繊細な思春期の少年少女の心情を描いた
動漫は、明快な性格がキャラクターの売りになるような欧米文化圏の人には、感覚的に受け入れにくいものがあるかも
しれません」

■「文化的な同一感を『タッチ』に感じる」
「私たちが高校生のとき、クラスではほぼ全員が『タッチ』と『スラムダンク』のアニメを見ていました。ある意味で、
日本と中国の間の文化的な同一感をこうしたアニメに私たちは感じていたのでしょう。それを感じることが実に新鮮で、
魅力的だったのです。逆にいうと、中国ではアメリカの動漫が一定のファンたちにしか読まれていないのですが、
それはアメリカと中国に文化的な共通基盤が少ないからなのかもしれないですね」

「それともうひとつ、実写の映画は実在の人間が演じています。しかし日本のアニメは、まるで映画のように豊かな人生
のストーリーを見せてくれつつ、あくまで“絵”ですから、そこには実在の人間がいません。したがって、アニメを通じて
私たちはいくらでも想像力を膨らますことができ、アニメのストーリーやキャラクターに自分自身を投影させるゆとりが
できるのです」

「しかも日本のアニメの内容は多様性に満ちているため、実にさまざまなキャラクターが登場します。ですから、誰かしら、
自分自身を投影できるキャラクターがいるものなのです。未熟な若者たちは、そんな日本のアニメに自分の将来を投影
し、自分への励ましとすることもできれば、教訓とすることもできます。そういう夢と元気を与えてくれるのが、日本の
アニメや漫画といった動漫なのです。いつかは中国の動漫も、日本の動漫に学んで、若者の心を惹きつける傑作を作り
あげる日が来ることを期待しています」(まだまだつづく)

5 :力士 ◆RiKiCQzWKY @力士庶Oφ ★:2007/10/11(木) 15:07:12 ID:???
(>>4のつづき)
■「日本アニメを通して、中国を知ろう」という動き
いま、中国では、日本の動漫を通して、中国自身を分析しようという若者たちが増え始めた。冒頭に紹介したウェブ上
での呼びかけ人もそうだが、私が懇意にしている北京の某大学の日本語学部を卒業した女性もその一人だ。

彼女は卒業論文を「中国における日本のポップカルチャー」というテーマで書き、実に豊富なデータを駆使して、
「(中国の)若者は日本のポップカルチャーに囲まれているといっても過言ではない」と断言する。彼女は論文の冒頭
で宮崎駿監督作品の主題歌の作曲などで有名な音楽家・久石譲が北京で開いたコンサートにおける情景を例にとって、
中国の若者の日本動漫への憧憬を、次のような形で解説している(カッコ内は筆者)。

「(定員1300人の)会場のチケットはすぐに売切れてしまい、会場は若者たちで埋め尽くされた。新聞には『クラシック
音楽になど見向きもしない若者たちなのに、なぜ日本の音楽家はこんなに人気があるのだろうか』という疑問が投げ
かけられた。最低年齢の観客は7歳であったとのこと。しかもこういう場では礼儀を全く心得ない(中国の)若者たちが、
声一つ立てない。携帯電話を鳴らすこともなく、写真を勝手に撮る者もなく、まして途中で寝込んでしまう者など、
一人もいなかった」

彼女は、この摩訶不思議な現象を、「それは、彼らが心から久石譲氏を尊敬し、久石氏のコンサートをとても大事して
いる。それが行動に反映されたのだ」とし、宮崎駿のアニメの世界を「作品に溢れる自然に対する愛情、平和を求める
気持ち、家族愛や恋人同士の愛などで、観客を癒し、安らぎを感じさせる」と高く評価し、日本の動漫は「愛と友情を
中心に構成し、前向きな精神が伝わってくる」から若者に受け入れられているのだ、と分析している。

ウェブで、取材で、私は中国の若者たちの声を拾い、彼ら彼女らがなぜ日本の動漫に惹かれるのか、その理由を
探ってみた。以上お読みいただいたように、中国の若者たちは、日本の動漫に、単なる娯楽以上のものを見出している。
それは、彼らが言うように、日本の動漫が、多様性に富み、ストーリーが豊かで、登場キャラクターが魅力的で、自分
たちの心情を投影したり、主人公になりきることで現実の苦しみやつらさから解放してくれるからだ。

青少年の情操教育に害を及ぼす、などと日本ではPTAあたりに突き上げもくらうことがある日本の動漫は、中国の
若者にとっては、娯楽としてはもちろん、思想的にも、心理的にも「なくてはならない」ものになりつつあるのだ。
そして、皮肉にも「官」の審査を経た中国の動漫は、彼らのそんな内なる欲求を満たすことができないのである。

■それは中国政府が望む道とは思えないが…?
なるほど、こうしてみると、中国における日本の動漫人気は「単なるブーム」を超えた文化的な「何か」となりつつ
あるようだ。

ただし――。ここで次の疑問がわいてくる。

社会主義体制の中で中国共産党的思想統制に基づく愛国教育を受けてきた中国の若者の精神に、日本動漫の
自由自在な発想がすんなりと定着していくのか?

そしてなにより、日本の動漫に(あくまで結果としてではあるが)「思想形成」されていく中国の若者たちの現状を
中国政府が黙って見過ごすことがあり得るのだろうか?

この問題に関しては、また項を改めて、考えてみたい。 (了)

日本にハマってしまった「哈日(ハールー)族」たち

* 2007年10月31日 水曜日
* 遠藤 誉

中国  哈日  浜崎あゆみ 

 さて、今度は日本動漫ブームが生んだ、中国若者世界のとあるムーブメントを紹介しておこう。

 中国ではここ数年、中学生くらいの年齢の女の子を中心として、すっかり「日本にハマってしまった」現象が進行している。

 普通の「はまり方」ではない。

 服装は日本と提携して中国で発行されているファッション雑誌も参考にしながら、ネットでダウンロードした日本の若者ファッションを同時進行で取り入れたスタイルで決める。原宿や渋谷で見かける日本の女の子たちと見まがうばかりだ。

原宿・渋谷の「カワイイ」が中国に

 ヘアスタイルだって負けていない。ファッション雑誌やネットで気に入ったスタイルの画像を持ち込んで、日本流の技術を標榜する美容院に駆け込み、これもバッチリ決めてもらう。アクセサリーや靴あるいはバッグなどには特に事細かに気を配る。ここで仲間と差がつけられるからだ。

 昨今の日本の女の子たちは――いや男の子でさえ――身の回りのファッションやグッズに対して「かわいいか、かわいくないか」を基準として選び、何かにつけて「キャーッ、カワイイッ!」とか「ね、これ、カワイくない?」といった言葉を連発するが、この「カワイイ文化」が、なんと中国にもそのまま取り入れられ、中国語で「(カ)哇依」(ka-wa-yi)という表音表現で流行しているのである(編注:カは漢字の「力(ちから)」ではなく、中国語読みを表記した、カタカナのカです。この中国文字は「上」と「下」という文字を上下に重ね、間の横棒を一本にした文字です)。

 中国語の検索サイトで「(カ)哇依」と入れると、「(カ)哇依(カ)通(カトゥーン)飾品」「(カ)哇依加盟連鎖(チェーン店)」「(カ)哇依新聞」「(カ)哇依天使部落」「(カ)哇依形象設計」など、数十万項目が出てくる。このうち「飾品」は「装飾品」のことである。

 面白いのが「形象設計」。

 これは中国独特の現象かもしれない。自分の写真を撮ってもらって、それを好きなファッション画像の中にはめ込んでパソコンで加工し、その画像の主人公に仕立て上げた写真をプリントアウトしてくれるのだ。

モデルやアニメの顔に、自分をコラージュする授業がある

 ファッション雑誌のモデルの顔だけを自分の顔にすげ替えたり、アニメの主人公の顔に自分の顔をはめ込んだり、あるいはテキパキと働くスチュワーデスになりすましたり、どんなシチュエーションにでも置き換えてくれる。顔の輪郭も目鼻立ちも修整してくれる。自分の理想や幻想を写真の中で現実化できるわけだ。

 そんなわけで上昇志向に燃える中国の若者の間ではことのほか人気がある。どのくらい人気があるかというと、この「形象設計」、学校のカリキュラムに組まれているほどだ。

 中国では、高等教育の中に「専科」というのがあり、ちょうど日本の専門学校に相当したような教育機関がある。そこでは早くからこの「形象設計(デザイン)」専攻が設置されている。

 このような「(カ)哇依形象設計」は、日本の「カワイイ文化」の中に自分の顔をはめ込む「デザイン」ワークなわけである。中国で今猛烈に流行っているコスプレの原型と言ってもよいだろう。

 そんな自分の写真をはじめ、部屋の壁に日本のアニメや漫画やタレントの写真を貼りまくり、「(カ)哇依加盟連鎖(チェーン店)」で購入した「カワイイ・グッズ」で部屋中を埋め尽くし、枕にも布団カバーにも日本のアニメの夢見る顔を施し、日本のヒットソングを聞きながら日本の漫画やアニメを鑑賞し、任天堂などのゲームに興じる。

畳を敷いて、浜崎あゆみに熱狂する

 さらに高じてくると、部屋に「タタミ」までセットする場合もあるから、もう尋常ではない。「タタミ」もすでに中国語化されており、「榻榻米」(ta-ta-mi-)と書く。

 日本のタレントに対する熱狂ぶりもすさまじい。浜崎あゆみに関して例を取るなら、たとえば中華人民共和国という、中国にとってはもっとも神聖な文字である「共和国」を用いて、「浜崎共和国」というファンクラブを結成したり、浜崎あゆみを「東洋妖姫」と呼んだりなど、その加熱ぶりは増すばかりである。

 こういう若者群像を中国では、「哈日(ハールー)族」と呼ぶ。
日本にハマってしまった「哈日(ハールー)族」たち

* 2007年10月31日 水曜日
* 遠藤 誉

中国  哈日  浜崎あゆみ 

 主として中学生くらいの女の子に多い(男の子ももちろんいる)。(主として)彼女たちは、もう「泣きたくなるくらい」日本が好きなのだ。極端な場合は、自分の前世は日本人だったと言う者もいるくらいだから、その熱狂ぶりが想像できよう。

 「哈日」は中国語で<ha-ri>という発音記号で表現され、日本語の音では「ハールー」に近い読み方をする。もともとはびん南(なん)語で「太陽の毒気にやられる」という意味。台湾が発祥地だ。「哈」という文字自身は、「何かに満足する」時の音を表現する際に使われ、「ワッハッハ……」と大笑いする時の「ハ」の音などに使われる。「毒気にやられて、いかれるほど好きになってしまった」という意味では、実にみごとな文字を当てはめたものである。

 哈日現象は、哈韓(韓国かぶれ)現象とペアで表現されることが多く、「哈日哈韓」という一群でとらえられている。この現象はあまりに否定しがたい勢いで猛威を振るっているので、親たちは顔をしかめ、中国政府は強い警戒感を示している。

「Ray」の中国提携誌が大人気

 もっとも両親のうち、母親の方は娘に引きずられていく傾向がないわけではない。たとえば中国で最高の発行部数を誇るファッション誌「瑞麗」(ルイ・リー、rui-li)(日本の主婦の友社刊「Ray」との提携)の虜になっている働く女性もまた非常に多いので、娘と一緒になって日本のテレビドラマを見てファッション感覚に磨きをかけたり化粧方法を盗み取ったりする若い母親もいるからだ。こういったファッション誌の種類は多く、値段はおおむね20元(約350円)。紙質も良く印刷もきれいで、どのページにも女心を惹きつけてやまないファッションが満載。発売と同時に飛ぶように売れてゆく。

 言っておくが、彼女たちは決して最初にまず「日本が好き」だから哈日になったのではない。あくまで若い女の子らしく「美しいものが好き」で、その美しいものが日本のさまざまなグッズだったわけ。その結果、哈日になったのである。

 「美しいもの」への憧れ、「美しくなりたい」という思い。

 改革開放までは罪悪でしかなかったこうした美への憧れの感情が、今は自由に求めることを許され、しかも実現のための手段を手にできる。程度の差はあれ、女性は誰でも美しくなりたいと思うだろう。その渇望と夢がようやく中国の若い女性たちに放たれた。その時彼女たちの前にあったのが、日本の「美しかったり」「カワイかったり」するグッズやファッションだった。

やはりダブルスタンダードに悩む

 中国の、そして中国人にとっての問題は、こうした中国で流行っている「美しさ」の基準が現在「日本」という国から発信されているということにある。しかもその情報は、日本政府が意図的に発信しているのではなく、中国の若者たちがインターネットや雑誌を通じ、自らの意思で選んだものを入手しているのだ。一方で彼女らは、90年代以降の愛国教育を受けているから、かつての日本の行為に対して強い批判心を持っている。何といっても抗日戦争に建国の礎を置く国なのだ。当然、「日本への批判」と「日本のファッション大好き」という例のダブルスタンダードのような、心の葛藤も顔を出す。

「私は自分の好きなものを選んだだけ。それが結果として日本製だったからと言って、私を漢奸(売国奴)と呼ばないで。食べ物だって、自分の好きなものを選んで食べるでしょ。それと同じよ。もしあなたが四川省の人で、それでも辛いものが嫌いだから麻婆豆腐を食べずに淡白な味の豆腐を日本流に食べたとしたら、それでも売国奴呼ばわりされるのかしら。何で好きなものを好きと言うのに、愛国かどうかを言わなきゃならないの?」

 そんな悲痛な叫びを、中国のネットの書き込みで見かけた。書き込んだのは中国の若い女の子のようである。どうやら、日本のファッションが好きだというだけで、周囲から批判を受けたらしい。

 政府もこうした若者たちの動きには警戒心を強めている。哈日哈韓症候群を退治するために、中学生を対象として小論文を募集して「思想汚染」を牽制する方法も講じられているようだ。

政府も苦い顔。だが対策は?

 2003年12月、南の方にある浙江省中学生政治小論文コンテストで1等賞を獲った寧波市仁愛中学の中学2年生の鄭蕾さんが書いた小論文がネットに載っているが、そのタイトルは「哈韓哈日 Yes or No」。

 彼女はこう記す。

「現在の青少年たちは日本や韓国の影響を深く受けた者が増えすぎている。その人たちの中には中華民族が受け継いできた伝統的な美徳や青少年が持っているべき青春の気概を見いだすことができず、ただ単に退廃的な印象を与える。(中略)50年前、私たちはようやく日本鬼子を中国から追い出したのに、今また招き入れてしまっている。これは一種の消極的な文化侵入だ。水道水を濾過するように、濾過した文化だけを入れるようにしなければならない」

 とはいうものの、あらゆる情報が縦横無尽に飛び交うインターネットの時代。「濾過」はいったい誰がするのだろう。
日本にハマってしまった「哈日(ハールー)族」たち

* 2007年10月31日 水曜日
* 遠藤 誉

中国  哈日  浜崎あゆみ 

 確かに「哈日哈韓」という言葉は、中国社会の中では一種の「軽蔑語」として使われており、「国の誇りと自尊心」を捨ててしまったとして揶揄されることが多い。中国国内では、どちらかといえばマイナーな存在である。その点、日本動漫が大好きでも、決して中国に対する「愛国心」は捨てていない多くの若者たちとは区別される。だから、いろいろな大学にある日本動漫サークルの学生たちに「哈日なのか」と聞いたりすると、ひどく不機嫌になる。「とんでもない! 私は哈日ではありませんよ!」と強く否定し、取材の雰囲気も悪くなってしまうのが常だ。

 こうした取材を繰り返すうちに中国の若者の多くのスタンスも見えてくる。彼らは「盲目的に」日本動漫が好きなのではない。さまざまなサブカルチャーの中から本当に自分たちが好きなものを選び続けた結果残ったのが、日本動漫だったのだ。

 その点、全面的にあるいは無条件に日本の「美」と「カワイイ」が好きな「哈日現象」の女の子たちとはずいぶん趣きが異なる。

日本動漫と異なるもの

 それにこの現象、日本動漫ブームと異なり、私はあまり長続きしないのでは、と思っている。

 確かに今のところ、中国では、日本から入ってくるファッションや身の回りの情報の方が洗練されておりモダンである。

 けれどもその一方で、北京の長安街を西に行った西ダン(シーダン)の商店街には「U-NEED」というファッション店があるのだが、そこに陳列してある服やバッグのモダンさといったら、青山か原宿あたりのお店に入ったのかと思うほど、おしゃれであり、洗練されている。しかも製品の一つひとつは、すべて北京にある工場で設計され製造されたものばかりである。

 中国発の洗練されたファッショングッズが増え始めれば、何も日本に憧れる必要はなくなる。そうなれば「哈日現象」は自然に消滅していくだろう。「哈韓」のほとんどはファッションや、流行歌手、韓流ドラマに限られているので、このジャンルで「内外格差」が縮まれば、「哈」現象は消えるだろう。それまでに何年かかるかは何とも言えない。少なくとも今のところ、哈日族はまだ消えそうにない。

 一方、動漫に関しては、まだまだ日本のソフトが圧倒的に質においても量においても勝っている。「哈日現象」は流行であり、「日本動漫ブーム」は文化になりつつある、というのが私の印象である。
http://business.nikkeibp.co.jp/article/world/20071023/138334/?P=3&ST=sp_china






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  • Author:冷凍力
  • ニュース・コメント・ブログ「膳所狒々新報」主筆。
    立ち位置は外交安保教育刑事分野で右、社会経済分野で左。
    一応貴族で爵位は猴爵およびシーランド公国男爵。
    膳所の某所山奥に在住の好色酒好き秘湯ヲタの絶倫狒々(冷凍力)が戯言を宣います。キーワードは是々非々(部分否定・部分肯定/全否定・全肯定)。
    別荘は西九州。
    最近のマイ・ブーム・・・リョーユーパンのマンハッタン、湖池屋のカラムーチョ・スティック、キリンのストロング・セブン、Wエンジン、COWCOW、鈴木Q太郎(ハイキング・ウォーキング)のヤマタイコク(ヒミコサマ)、神戸蘭子、寺田ちひろ、佐々木希、新妻聖子、喜屋武ちあき、浜田翔子、中村静香、杉原杏璃・・・等々。


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今や朝日新聞を筆頭とする内外反日ファシストたちが協同して捏造した今世紀最大規模の対日歴史偽造ということが明白になってきた。このような反日プロパガンダを断じて許しておくわけにはいかない。
日本に”思想警察”を誕生させてはならない。この法案はそうなる可能性を秘めている戦後最悪の危険な法案である。
敵性傾向の濃厚な国内最大規模の一部外国人集団に国家統治権の一部たる地方統治権=外国人参政権を付与するという日本開闢以来最悪の愚挙を断じて許してはならない。これは正真正銘真正の売国行為であり、100%違憲行為である(某傍論のごときアタマノイカレタトンチキ理論は完全除外)。

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